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米の訪問団、あす群像劇 カーター元大統領描く 書き下ろし作品披露

 三次市甲奴町を訪れている米国ジョージア州アメリカス市の小中高生13人が6月1日、同州出身のジミー・カーター元米大統領の生きざまをたどる劇を同町のジミー・カーターシビックセンターで上演する。両市の交流をさらに深めるため、初めて取り組む。

 劇のタイトルは「バース・オブ・ア・スピリット」。訪問団のメンバーが、合唱やアクロバットを交えながら、人種差別撤廃に取り組んだカーター元大統領の群像劇を演じる。せりふは全て英語だが、通訳がその場で日本語に訳す。

 訪問団団長で劇作家のトム・デティータさん(57)が、同町訪問のために脚本を書き下ろした。来年以降も劇は続ける予定で、デティータさんは「両市の交流の新たな伝統にしたい」と力を込める。劇は当日午後6時からで入場無料。

 アメリカス市近郊出身のカーター元米大統領が1990年に同町を訪れたことを機に91年、両市の市民交流がスタート。毎年、子どもたちが相互訪問している。(八百村耕平)

(2017年5月31日朝刊掲載)

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