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世界遺産と平和 若者発信 来月 広島市の中高生と県内外留学生募集

 広島市の中高生と県内外の留学生たちの交流会が、7月28日から世界遺産がある広島、廿日市両市を会場に2泊3日の日程である。原爆から立ち上がった広島の歴史を学び、平和な世界を築くヒントを探る。

 初日は宮島(廿日市市)が舞台。中高生と留学生たちがグループになり、課題を解きながら島内を散策して、宮島の歴史や文化を学ぶ。座禅体験や宿泊を通じ、生活習慣の違いも体感する。

 2日目は、広島復興の象徴である路面電車に乗車する。原爆資料館(中区)を見学したり、国連訓練調査研究所(ユニタール)広島事務所の隈元美穂子所長の話を聞いたりする。最終日に成果を発表する。

 広島青年会議所(JC)が初めて企画した。JC未来の平和創出委員会の藤井孝幸さん(38)=中区=は「国際平和都市としてさらに発展するため、若者に多様な価値観を受け入れる心を育んでほしい」と話す。

 日本人中高生と留学生たちを各30人、6月30日まで募る。参加費は1万3千円。申込時に「平和」をテーマにした作文を提出する。藤井さん☎090(6401)1287。(栾暁雨)

(2017年6月1日朝刊掲載)

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