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日米 人形交流の90年 4日、広島でセミナー

 日米交流史の一断面をたどるセミナー「海を渡った小さな大使たち―日米親善人形交流90周年―」が4日午前10時から、広島市中区のエソール広島である。

 米国で日系移民排斥が強まっていた1927年、平和の使者として日本に贈られた「青い目の人形」と、お礼として日本から米国に渡った答礼人形の歴史に焦点を当てる。

 日系移民の歴史や文化を伝える米ハワイジャパニーズセンター館長でハワイ大教授の本田正文さん(広島市出身)と、答礼人形の歴史に詳しい人形専門店「吉徳」(東京)顧問の青木勝さんが講演。吉徳資料室が所蔵する青い目の人形「アニー」=写真=も展示する。福山市の湯田小の児童が制作した、同小に残る青い目の人形を題材にした紙芝居も紹介する。

 広島県の女性海外派遣事業の参加経験者らでつくる「ヒロシマ・アミ」の主催。無料、定員100人。エソール広島☎082(242)5252。

(2017年6月1日朝刊掲載)

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