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回復を祈ってスズラン贈る 原爆病院で全日空

 全日本空輸の客室乗務員たちが1日、広島市中区の広島赤十字・原爆病院を訪れ、「幸せ」の花言葉を持つスズランのしおりを入院患者に贈った。

 福山市出身の客室乗務員三谷早矢香さん(33)や、中四国支社の丹羽明夫支社長たち同社の4人が、しおり250枚を携えて訪問。院内の一室に集まった入院患者15人へは、三谷さんが「一日も早い回復をお祈りします」と声を掛けながら1枚ずつ配った。スズランの鉢植え3鉢も患者の代表に手渡し、爽やかな香りに患者たちに笑みが広がった。

 同社は社会貢献活動の一環で1956年から毎年、全国各地の赤十字病院に贈り、今年で62回目。4月から入院している穂波博子さん(79)は「病気が早く良くなる気がする」とうれしそうだった。(伊藤友一)

(2017年6月2日朝刊掲載)

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