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平和に尽力 600人誓う 戦没・原爆死没者を追悼

 広島県三原市の戦没者と原爆死没者の追悼式が11日、同市宮浦の市芸術文化センター「ポポロ」で営まれた。被爆者や遺族たち約600人が出席した。

 犠牲者の冥福を祈って黙とうをささげた後、五藤康之市長が「平和で安心して心豊かに生活できる社会を築くため、全力を尽くす」と誓った。参列者は献花台に花を供え、手を合わせた。

 糸崎小5年竹之内栞さん(10)と久井中3年松金美奈さん(15)が平和作文を朗読。「平和を求める人々と手をつなぎ、よりよい社会をつくる」「事実を知り、伝えていくことが私たちの最大の使命」などと力を込めた。

 追悼式は2回目。市遺族会と市原爆被害者之会が別々に慰霊の集いを営んでいたが、会員の高齢化などから市が昨年から追悼式として引き継いだ。(和泉恵太)

(2012年8月12日朝刊掲載)

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