×

ニュース

米学生ら証言聞く 資料館など見学 受け継ぐヒロシマ

 米国のセントラルコネティカット州立大の学生たち13人が3日、広島市中区の平和記念公園で平和学習をした。被爆者の証言を聞き、遺品と向き合った。

 原爆資料館では、被爆者の小倉桂子さん(79)=中区=から被爆当時の状況やその後の暮らしを聞き取った。学生は「平和のために自分たちに何ができるか」と質問。小倉さんは「広島で見聞きして感じたことを誰かに伝える『証人』になって」と呼び掛けた。

 学生たちは館内や、国立広島原爆死没者追悼平和祈念館を見学した。

 広島平和文化センターが国内外の大学に開講を呼び掛ける「広島・長崎講座」の一環。3年のデイビッド・パルバー・メイチャーさん(20)は「戦争や平和について深く考えていきたい」と話していた。(高橋穂)

(2017年6月4日朝刊掲載)

年別アーカイブ