×

ニュース

ミサイル想定避難訓練 山口県阿武 中国地方初

 北朝鮮によるミサイル発射が相次ぐ中、国と山口県、同県阿武町は4日、同町で弾道ミサイル発射を想定した住民参加の避難訓練をし、約280人が参加した。同様の訓練は秋田県男鹿市に続き、中国地方初。

 山口県周辺に着弾する想定。同日午前9時18分、阿武小・中グラウンドで、防災行政無線から全国瞬時警報システム(Jアラート)と同じ「ミサイルが発射されたもようです」との音声が流れると、参観日で登校していた児童や保護者が体育館に避難した。完了まで約3分間。伊藤敬内閣参事官は「落ち着いて素早く避難していた」と講評した。

 この日は、米海兵隊岩国基地のある岩国市など県内全19市町で伝達訓練も実施。うち光、防府両市は住民避難はせず防災行政無線でJアラートの音声を放送した。(折口慎一郎)

(2017年6月5日朝刊掲載)

年別アーカイブ