新支部長に平松氏 IPPNW臨時総会
12年8月16日
今月24~26日に広島市中区で開かれる核戦争防止国際医師会議(IPPNW)世界大会を前に、IPPNW日本支部の臨時総会が11日、西区の広島医師会館であった。新しい支部長に広島県医師会の平松恵一会長(71)の就任が決まった。
臨時総会には、日本支部のメンバー約30人が出席。同支部の事務局を務める県医師会が、平松会長を支部長とする役員案を提示し、承認された。平松支部長は世界大会の大会会長も務める。
平松支部長は総会後、柳田実郎実行委員長、片岡勝子事務総長とともに会見に臨み、「核兵器廃絶の機運を盛り上げるため、被爆地から原爆被害の実態を伝えていきたい」と意気込みを語った。
柳田実行委員長は、北朝鮮の医師も大会に参加予定だったが、日本政府の入国許可が下りず参加できなくなったことも明かした。
IPPNW世界大会の広島開催は1989年以来2回目。「ヒロシマから未来の世代へ」をテーマに、被爆体験の継承や福島第1原発事故の被曝(ひばく)者支援などについて、各国の医師たちが意見を交わす。(山本堅太郎)
(2012年8月12日朝刊掲載)
臨時総会には、日本支部のメンバー約30人が出席。同支部の事務局を務める県医師会が、平松会長を支部長とする役員案を提示し、承認された。平松支部長は世界大会の大会会長も務める。
平松支部長は総会後、柳田実郎実行委員長、片岡勝子事務総長とともに会見に臨み、「核兵器廃絶の機運を盛り上げるため、被爆地から原爆被害の実態を伝えていきたい」と意気込みを語った。
柳田実行委員長は、北朝鮮の医師も大会に参加予定だったが、日本政府の入国許可が下りず参加できなくなったことも明かした。
IPPNW世界大会の広島開催は1989年以来2回目。「ヒロシマから未来の世代へ」をテーマに、被爆体験の継承や福島第1原発事故の被曝(ひばく)者支援などについて、各国の医師たちが意見を交わす。(山本堅太郎)
(2012年8月12日朝刊掲載)