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　関西電力が高浜原発３号機を再稼働した６日、広島県原水禁と県平和運動センターが広島市中区の平和記念公園で抗議の座り込みをした。

　労組員たち５４人が原爆慰霊碑前に集まり、午後６時から約３０分間、「フクシマをくり返すな！」と書かれた横断幕などを掲げた。「政府や電力会社の姿勢は、住民の命や不安を置き去りにする」などとして、全ての原発の廃炉を求めるアピールも読み上げた。

　先月１８日にも、前日の高浜原発４号機の再稼働に抗議し、同様に座り込みをしている。この日参加した呉市の被爆２世、西岡由紀夫さん（６１）は「国と電力会社は福島の原発事故から何も学んでいないのではないか。立て続けに再稼働を進めるのは許せない」と語った。（森戸新士）

（２０１７年６月７日朝刊掲載）