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遺品に脚光 写真絵本展

 ヒロシマから今をみつめる写真絵本「さがしています」展が14日、広島市中区上八丁堀のギャラリーGで始まる。広島を拠点に活動する米国出身の詩人アーサー・ビナードさん(45)が、原爆で亡くなった人たちの遺品に光を当てた写真絵本を出版したのを記念して開催する。22日まで。

 本で取り上げた遺品は、炭化したご飯と緑豆の入った弁当箱など14点。フォトグラファー岡倉禎志さん(49)=東京都世田谷区=が撮影した写真に、ビナードさんが文章を添えた。展覧会では、全14点の写真と文章をパネルで紹介する。

 展覧会終了後の27日午後5時からはヒロシマを題材に創作を続ける現代美術家の岡部昌生さんとビナードさんとのトークショー&サイン会がある。ギャラリーGTel082(211)3260。

(2012年8月13日朝刊掲載)

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