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映画「サクラ花」上映会 特攻兵器「桜花」が題材 11日広島 ライブも

 第2次世界大戦末期、旧日本軍が実戦投入した特攻兵器「桜花(おうか)」をテーマにした映画「サクラ花―桜花最期の特攻」の上映会が11日、広島市中区の広島国際会議場である。

 桜花は、機首部に爆弾を搭載した1人乗り小型滑空機。母機につるされて運ばれ、敵艦に体当たりする。映画は、緒形直人、佐久間悠らをキャストに訓練や出撃のさまを追う。感傷や美化を排し、戦争の悲劇を生々しく描き出す。

 2015年秋に公開され、全国で上映会が続く。当日は、主題歌を歌うシンガー・ソングライター泰葉のライブも。被爆ピアノを奏で、平和への思いを届ける。

 午前11時、午後2時半の2回上映。3千円、学生2千円、前売りは各500円引き。泰葉のライブは午後1時半からで、映画のチケットが必要。ファミリーアーツ☎050(5532)7890。

(2017年6月8日朝刊掲載)

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