×

ニュース

復興の歩み影絵に 広島の中高生

 広島市内の中高生が5、6の両日、「新・小さな祈りの影絵展2012」を中区の元安橋東詰めで開いた。

 67年前の原爆投下による焼け野原から復興してきた「今の広島」をテーマに、中高生や幼稚園児らが作った22枚の影絵を展示。今も市内を走る被爆電車や原爆慰霊碑、広島東洋カープの選手たちの絵が、空が暗くなるとともに鮮やかな色で浮かび上がった。

 訪れた家族連れや外国人たちは、生徒の解説に聞き入ったり、熱心に見たりしていた。

 影絵展は、2005年から昨年までは大人が実行委員会をつくって実施してきた。今年は、広島女学院中高(中区)広島城北中高(東区)広島なぎさ中高(佐伯区)の生徒が中心となって、6月に「影絵ユースワークショップ」を設立。子どもたちが主体となって企画、運営した。

(2012年8月13日朝刊掲載)

年別アーカイブ