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ミサイル訓練 16日に研修会 山口県、市町職員向け

 村岡嗣政知事は8日の記者会見で、国、阿武町と4日に同町で実施した弾道ミサイル発射を想定した住民避難訓練について、「おおむね順調だった」と総括した。訓練結果を踏まえ、16日に県内市町の危機管理担当職員を対象に研修会を開く考えを示した。

 村岡知事は「屋外放送が聞こえづらいとの声もあったので、音質向上などで分かりやすく伝えないといけない」と説明。市町対象の研修会を開き「(阿武町での)住民アンケートも分析し、きめ細かい対応を考えたい」と述べた。

 また、村岡知事はこの日、下関市安岡沖の洋上風力発電計画を巡り、国へ「知事意見」を提出。住民の反対運動を踏まえ、意見では「低周波などの健康への影響が予測しづらく不安が払拭(ふっしょく)されていない」として、事業者側に住民の理解を得るよう求めている。(和多正憲)

(2017年6月9日朝刊掲載)

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