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放影研設立70年 記念講演 広島市東区で19日

 ことしで設立70年を迎えた放射線影響研究所(放影研、広島市南区)は19日、東区二葉の里の県医師会館で記念講演会を開く。米国の研究者を招き、被爆者の協力を得て築いた放影研の世界的な役割や成果を振り返る。

 米ニューメキシコ大医学部放射線科のフレッド・メトラー名誉教授が午後3時40分から、被爆者の貢献をテーマに講演。放影研が蓄積している被爆者の研究データが、放射線防護などの分野でどのように活用されているかを解説する。

 続く4時15分からは、県被団協の坪井直理事長が「被爆者の生き様」と題し、放影研との関わりなどを話す。いずれも申し込み不要で、無料。これに先立ち、午後2時半から記念式典がある。

 放影研の前身である米国の原爆傷害調査委員会(ABCC)は1947年3月10日、当時の広島赤十字病院内の一部を借りて研究を開始。50年に現在地の比治山公園に移った。放影研☎082(261)3131。

(2017年6月10日朝刊掲載)

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