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ヒロシマつづる交通関係の200点 中区の中央図書館

 被爆地広島の復興を交通関係の資料や写真で振り返る企画展「ヒロシマと交通―暮らしと復興のなかで」が、広島市中区の市立中央図書館で開かれている=写真。31日まで。無料。

 約200点を展示している。うち地図には、原爆投下当時の8時15分、広島電鉄の路面電車63両がどこを走っていたかが示されている。来館者は原爆被害の大きさや乗客たちを襲った悲劇、復興の苦労をあらためて思い浮かべていた。

 被爆電車の復活を追った写真などもある。中区の広島バスセンターや西区の広島空港(現広島西飛行場)の整備をはじめ、戦後の交通網発達を書籍や写真でたどる。

 19日には街づくり研究会の加藤一孝代表が「路面電車が語るヒロシマ」と題して講演する。先着60人。同館Tel082(222)5542。月曜日休館。

(2012年8月15日朝刊掲載)

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