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耐震改修に着工 原爆資料館本館

 広島市は12日、原爆資料館本館(中区)の耐震改修に着工した。本館と、隣り合う広島国際会議場を結ぶ渡り廊下の南側に仮設事務所の建設を始めた。

 南側の事務所は2階建て延べ約200平方メートル。この日、作業員5人がクレーンを使って鉄骨を組み上げ、外装を施した。内装工事などを経て来週から使う。

 別に、渡り廊下の北側にも鉄骨2階建て延べ約40平方メートルの仮設事務所を設置。その後、本館地下部分の基礎をくいで補強し免震装置を取り付ける工程に入る。

 市は展示の全面見直しも進め、2018年7月の改装オープンを目指す。工事は19年7月末の完了を予定する。

(2017年6月13日朝刊掲載)

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