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　終戦の日の１５日、山口県山口市亀山町のサビエル記念聖堂で「大聖年平和の鐘」を鳴らして平和を祈る集いがあった。市民や観光客ら約３０人が参加した。

　県青年ユネスコ連絡協議会などが２０００年から始め、今年で１３回目。同協議会の倉光貴子副会長（３６）が「未来の子どもたちのために平和への祈りをささげよう。昨年、震災で被災した方々の苦しみにも思いをはせたい」とあいさつした。参加者は「すべての生命を大切にします」などとノーベル平和賞受賞者らが起草したという６項目の「わたしの平和宣言」を読み上げた後、鐘を突いて手を合わせ平和を願った。

　観光で訪れた愛知県岡崎市の会社員小林優さん（３２）は長女の叶夢（かなめ）ちゃん（５）と参加し、「世界から戦争がなくなり、子どもが安心して暮らせる世の中になってほしい」と話していた。（三浦充博）

（２０１２年８月１６日朝刊掲載）