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ジュノー博士の心 永遠に 中区 功績しのび記念祭 ヒロシマの記憶 未来へ

 被爆直後の広島に大量の医薬品を届け、救護活動に尽力したスイス人医師、マルセル・ジュノー博士をしのぶ記念祭が18日、広島市中区の原爆資料館であった。県医師会などでつくる実行委員会が主催し、約250人が出席した。

 式典で県医師会の平松恵一会長(76)は「博士の功績を長く後世に伝えなくてはならない」とあいさつ。被爆ピアノの伴奏で子どもたちが合唱し、ガールスカウトなどの県連盟を代表して児童・生徒6人が「平和の誓い」を読み上げた。

 終了後、参加者は平和記念公園の南側にある顕彰碑に白菊を手向けた。安西小6年の宮正葵さん(12)=安佐南区=は「周りで困っている人を助けることで、博士の精神を受け継ぎたい」と話した。(松本真由子)

(2017年6月19日朝刊掲載)

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