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国連ギニア代表が訪問 原爆資料館で実態学ぶ

 国連のギニア政府常駐代表のママディ・トゥーレ大使が16日、広島市中区の平和記念公園を訪ね、原爆資料館を見学した。

 トゥーレ大使は、広島平和文化センターのスティーブン・リーパー理事長たちの案内で館内を回り、きのこ雲の写真や被爆資料などを神妙な面持ちで見入った。原爆投下直後に降った「黒い雨」の降雨地域や、放射線による健康被害などについて熱心に尋ねていた。

 見学後、トゥーレ大使は「国連軍縮委員会の全委員が広島を訪れれば、軍縮の促進につながるはずだ」と話した。原爆慰霊碑も訪れ、黙とうをささげた。

 トゥーレ大使は外務省の招きで12日に来日し、本人の希望で初めて広島を訪れた。17日に帰国する。(加納亜弥)

(2012年8月17日朝刊掲載)

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