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政府の結論待って対応 オスプレイ墜落「人為ミス」報告

 米海兵隊岩国基地(岩国市)に先行搬入された垂直離着陸輸送機MV22オスプレイをめぐり、4月にモロッコで墜落した事故原因を「パイロットの人為ミス」とした米政府の最終報告書について、広島県は17日、日本政府による安全性評価を踏まえて対応する考えを示した。

 県議会総務委員会で「試験飛行を許してはならない」との意見が出たのに対し、前田恭正国際課長が「国の分析評価チームの確認を見守りたい。その報告を見て対応する」と強調。15日に米国防総省から最終報告書を受け取った国の結論を待つ考えを説明した。

 湯崎英彦知事は7月下旬、安全性が確認されるまで、岩国基地で試験飛行をしないよう求める要請文を森本敏防衛相に出している。(野崎建一郎)

(2012年8月18日朝刊掲載)

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