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戦時下の暮らし紹介 中区で労組など企画展

 戦争の被害や戦時下の市民の暮らしを紹介する「平和のための広島の戦争展」が17日、広島市中区の県民文化センターで始まった。県内の労働組合など20団体でつくる実行委員会が主催。20日まで。

 戦死を伝える電報や金属供出のための布製のバケツなど、戦時を色濃く伝える資料約300点を展示。パネル展示では、広島から帰国した被爆者が多いことから「韓国のヒロシマ」と呼ばれる韓国慶尚南道陜川(ハプチョン)郡で、3月にあった非核・平和大会を紹介している。

 団体職員大平由美子さん(39)=府中町=は「恐ろしい戦争を人間が起こしたのが現実。それを忘れてはいけないと感じた」と話していた。

 無料。午前10時~午後6時(20日は午後5時まで)。(山本乃輔)

(2012年8月18日朝刊掲載)

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