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「学ぼうヒロシマ」69校へ 本社製作 岩国市教委に贈呈

 中国新聞社は、平和学習新聞「学ぼうヒロシマ」の2017年版約2万部を新聞活用協定を結ぶ県東部10市町の69中学校に贈る。27日、防長本社の石井伸司代表が岩国市教委を訪れ、佐倉弘之甫(こうのすけ)教育長に贈呈した。

 タブロイド判、カラー24ページ。発行5年目を迎え、レイアウトや内容の一部をリニューアルした。本紙連載「記憶を受け継ぐ」から10人の被爆証言を掲載。中学生の学習レベルに合わせた英訳も載せた。

 昨年のオバマ米大統領(当時)の広島訪問も含め、核兵器廃絶に向けた動きも紹介している。佐倉教育長は市内にある米海兵隊岩国基地に触れ「基地のあるまちとして、子どもの英語教育を推進したい思いがある。活用したい」。石井代表は「被爆者の証言を知るとともに、英訳も授業などで生かしてほしい」と話していた。(馬上稔子)

(2017年6月28日朝刊掲載)

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