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「反原発」2市に要請 庄原・三次で広島の団体

 広島市の市民団体「原発はごめんだヒロシマ市民の会」が20日、庄原、三次両市を訪れ、島根原発の再稼働反対などに声を上げるよう要請した。

 同会の木原省治代表(63)たちが同日午前、庄原市役所に高橋利彰副市長を訪問。市に対し、原発の新増設中止を求めるなど「原子力エネルギーとの決別宣言」をし、政策転換へ向けて国に意見を届けるよう要請した。高橋副市長は「よく議論し、検討したい」と回答した。同会は三次市にも同様の申し入れをした。

 木原代表は、両市は島根原発の50キロから100キロ圏内に位置すると指摘し、「原発の地元という意識を持ち、危険性を訴えてほしい」と話していた。同会は今後、同様の要請を県内の他自治体にも働き掛けるとしている。(森下敬)

(2012年8月21日朝刊掲載)

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