×

ニュース

反核の火 リレー出発 平和公園発着 全23市町931キロ

 核廃絶や戦争反対を訴えて県内を巡る「反核平和の火リレー」が28日、広島市中区の平和記念公園を発着点に始まった。全23市町の931キロ(835区間)を来月21日までかけてつなぐ。

 平和運動などに取り組む8団体でつくる県青年女性平和友好祭実行委員会が主催。「平和の灯(ともしび)」から採った火をトーチに掲げた新田康博委員長(28)たち6人が、原爆投下時刻の午前8時15分、原爆慰霊碑前を出発した。初日は中、東、安佐北、安佐南各区にまたがる47・9キロ(48区間)を68人でリレーした。

 ことし36回目。実行委による呼び掛けや公募などで参加走者2千人を目指す。昨年は悪天候で890・5キロに短縮し、1118人だった。同様の活動は27都道府県であるといい、新田委員長は「この活動を通じ、核兵器廃絶や戦争について少しでも考えるきっかけとなれば」と話す。(伊藤友一)

(2017年6月29日朝刊掲載)

年別アーカイブ