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台湾駐日代表が献花 平和公園や原爆資料館訪問

 台湾の元行政院長(首相)で、東京の台北駐日経済文化代表処(駐日代表部に相当)の謝長廷代表(71)が29日、広島市中区の平和記念公園を訪れた。原爆資料館を視察し、原爆慰霊碑に献花した。

 資料館は志賀賢治館長の案内で、約1時間かけて回った。東館3階で、広島の町並みが一瞬で破壊される様子をCGで伝える「ホワイトパノラマ」を見学。「きのこ雲」の写真や「黒い雨」の跡が残る白壁に見入った。

 「核兵器の怖さをしみじみと感じた。核兵器はあってはならないと、世界の人が決意しなければならない」と述べ、芳名録には「世界が永遠に平和であるように」と記した。

 謝代表が広島市を訪れたのは初めて。県日華親善協会(西区)が中区のホテルで開いた総会にも出席した。(村田拓也)

(2017年6月30日朝刊掲載)

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