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宍道断層の長さ 再延長を不安視 松江市長

 中国電力が島根原発2号機(松江市)近くにある宍道断層の長さの評価を、現在の25キロから再び延長する方向で検討していることについて、同市の松浦正敬市長は30日の会見で「(再三の見直しは)好ましいものではない。変更されると不安が大きくなる」と述べた。

 中電が断層の存在や長さを見直すのは5回目。活断層の長さを延長すれば、想定される地震の最大の揺れの強さ「基準地震動」が上がるケースがある。松浦市長は「基準地震動を決める大事な要素で、安全審査の根幹をなすもの」と位置付け、「きちんと根拠を示し、最新の知見で長さを確定してもらいたい」と求めた。

(2017年7月1日朝刊掲載)

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