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慰霊碑清掃 継承2年目 松江で島根県被爆二世の会

 島根県被爆二世の会(松浦広昭会長、約120人)は1日、松江市学園南1丁目の北公園内にある原爆慰霊碑の清掃ボランティアを始めた。慰霊式のある10月18日まで毎月1回続ける。

 ことしで2年目。被爆者の平均年齢が80代後半に達する中、2015年までは原爆の日の8月6日朝、黙とうに集まった被爆者が清掃をしていた。だが、人数が減ってきたため、被爆2世たちが昨年引き継ぎ、6~10月に作業した。

 この日は会のメンバー7人が参加。約1時間かけ、慰霊碑の周囲で伸びた草を機械や手作業で刈り、袋に詰めた。松浦会長(68)=同市浜佐田町=は「二度と被爆者を生まないでほしいという思いを継ぎながら、活動も続けていきたい」と話した。

 次回は8月6日にあり、清掃後は同市内で、核兵器を禁止する条約制定を求める「ヒバクシャ国際署名」への参加を呼び掛ける。(秋吉正哉)

(2017年7月2日朝刊掲載)

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