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世界行脚 原爆ドーム到着 福岡県八女の「平和の火」

 広島原爆の残り火とされる、福岡県八女市星野村の「平和の火」を自転車などで各地に運んでいるNPO法人「アースキャラバン」(京都市)の一行が6日、広島市中区の原爆ドームに着いた。

 中区出身で被爆2世の本岡晃浩さん(30)が火を移した懐炉を持ち6月30日に長崎市を出発。7日間で計約420キロを進んだ。この日、ドーム前で約15人の出迎えを受けた本岡さんは「道中で平和への思いをたくさん共有できた」と話した。同法人は8、9日に中区のハノーバー庭園で飲食など約40店のバザーや無料ライブを催す。

 一連の催しは2015年に始まった。一行は中東のエルサレムなども訪れ、9月に東京でゴールする予定という。(森戸新士)

(2017年7月7日朝刊掲載)

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