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広島市立大平和学研究科 19年4月開設目指す

 広島市立大(安佐南区)の大学院平和学研究科の新設検討で、同大が2019年4月の開設に向けて準備を進めていることが7日、分かった。平和学専攻の修士課程で、「平和主義の原点に立ち、広島から平和創造に貢献する人材」の養成を目指す。

 同大の構想案では、入学定員は10人程度。「広島と核」「平和と軍縮」など6区分で、「被爆の記憶」「グローバル・ヒバクシャ」「韓国・北朝鮮外交と核問題」など計30科目をそろえる。育てる人材像には、平和創造に向けて研究成果を発信できる研究者や、紛争や安全保障問題などについて平和創造の視点で分析、発信できるジャーナリストを挙げる。

 ことし2月に構想案を文部科学省に提示した。今後、同省への許可取得手続きや、教員採用などを進める。今月12日には、同大の教職員向けに説明会を開く。(森戸新士)

(2017年7月8日朝刊掲載)

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