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ソマリア沖派遣「務め果たせた」 福田海将補、呉市長に帰国報告

 アフリカ東部ソマリア沖アデン湾での海賊対処活動をする多国籍部隊の司令官を務めた海上自衛隊第4護衛隊群司令の福田達也海将補(49)が10日、呉市役所で小村和年市長に帰国の報告をした。

 第4護衛隊群は呉基地を拠点としている。福田海将補は3月上旬から約4カ月間にわたる活動の概要を説明した。ソマリアの情勢悪化に伴い、海賊による乗っ取り事案が5年ぶりに発生したことにも触れ、「有効に対処し、務めを果たせた」と話した。小村市長は「大任を果たされて大変だったでしょう」とねぎらった。

 福田海将補は米国や英国などから派遣された軍人を束ね、特定の海域を監視する「ゾーンディフェンス」の作戦で各国との連絡、調整を担った。海上自衛官で司令官を務めるのは2人目だった。(浜村満大)

(2017年7月11日朝刊掲載)

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