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アフガン女性 平和誓う アフガン中区 被爆アオギリと対面

 内戦下のアフガニスタンで4歳の時に地雷のため右足を失い、日本映画「アイ・ラヴ・ピース」に出演したアフィファ・アミリさん(23)が11日、14年ぶりに広島市を訪れた。

 中区の平和記念公園では原爆資料館を見学した後、前回の来日時に会った、原爆で左足を失った語り部の故沼田鈴子さんゆかりの被爆アオギリの前へ。青々と茂った葉を見上げた。

 アミリさんは「惨禍を生き延びた木に勇気づけられた。今もアフガニスタンは自爆テロが続き、多くの子どもが犠牲になっている。いつか広島のように再生したい」と語った。

 今回は古くなった義足を新調するため義肢・装具メーカーの中村ブレイス(大田市)の招きで来日した。15日に帰国する。(桑島美帆)

(2017年7月12日朝刊掲載)

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