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新聞記事読み平和学ぶ 君田中生「学ぼうヒロシマ」を参考

 広島県三次市君田町の君田中は11日、中国新聞社が制作した平和学習新聞「学ぼうヒロシマ」を活用した平和集会を同中で開いた。全校生徒37人が被爆証言の記事を通して、核兵器の恐ろしさや記憶を受け継ぐ大切さを学んだ。

 生徒は8班に分かれ、それぞれが担当した被爆者の証言記事の感想を話し合い、平和のために必要なことなどをホワイトボードにまとめた。その後、「被爆者の体験談を基に私たちができることを考える」「その時代を生きた人たちが残した言葉を伝える」などと発表した。

 3年錦織愛未(まなみ)さん(15)は「戦争のつらさを具体的に知ることができた。他の人の証言も読んでみたい」と話していた。

 生徒会の役員は「平和について考えるとき、自分たちの身の回りだけでなく、世界中で暮らすさまざまな人々に思いをはせなければならない」などとする、平和をアピールする宣言を読み上げた。8月4日の同町戦没者慰霊祭でも宣言を朗読する。(城戸良彰)

(2017年7月12日朝刊掲載)

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