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核禁止条約批准を議論 来月の原水爆禁止世界大会

 日本原水協などの原水爆禁止世界大会の実行委員会は13日、東京都内で記者会見し、8月に広島、長崎両市で開く大会の概要を発表した。

 テーマは「核兵器禁止条約を力に 核兵器のない平和で公正な世界の実現を」。3日、広島市である国際会議で開幕する。国連で核兵器禁止条約の採択を推進したオーストリアやメキシコの政府代表や、各国の非政府組織(NGO)関係者たち約100人が出席。条約の批准国を増やす方策などを5日まで話し合う。

 続く6日は、中区で「ヒロシマデー集会」を開き、核兵器のない世界の実現に向けた決議を採択する。

 長崎市では、7日の会合で、国連の中満泉・軍縮担当上級代表(事務次長)がゲストとしてスピーチする。8日は分科会、9日は閉会総会がある。

 原水協の高草木博代表理事は「核兵器に依存する国を含む全ての国が禁止条約を批准するよう、世界の反核平和運動が意思統一する場にもしたい」と話した。(田中美千子)

(2017年7月14日朝刊掲載)

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