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「日本の批准促す運動を」 広島 被爆2世ら集会

 核兵器禁止条約の制定を後押しするため、米ニューヨークでアピール活動をした広島市の被爆2世たち3人が13日、中区で報告集会を開いた。参加した約60人は条約の採択を喜び、交渉に参加しなかった日本政府に対して批准を促す運動を強めると確認し合った。

 3人は、被爆2世で広島県被団協(佐久間邦彦理事長)事務局次長の大中伸一さん(66)=中区、被爆3世で広島県原水協事務局次長の弘中孝江さん(31)=西区、新日本婦人の会広島県本部事務局長の大平由美子さん(44)=広島県府中町。

 県原水協の代表として6月15日から6日間、国連本部であった制定交渉会議を傍聴したり、現地の集会でスピーチしたりした様子を、写真を交えて話した。大中さんは「条約採択は、核兵器の非人道性を世界の共通認識とした。日本の批准を目指し、先頭に立って頑張りたい」と語った。

(2017年7月14日朝刊掲載)

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