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被爆者と児童 未来語る 山口でピースフォーラム

 核兵器と戦争のない未来を考える「やまぐちピースフォーラム2012」(中国新聞防長本社など後援)が28日、山口市名田島の山口南総合センターであり、約450人が参加した。

 「被爆者から次世代への継承」コーナーでは、阿知須小6年の大當菜月さん(12)=山口市阿知須=たち小学生5人が「若い世代に伝えたいことは」などと被爆者に質問。市原爆被害者の会の田中敏彦会長(70)たちが「暴力でなく話し合いで物事を進めてほしい」などと答えていた。

 続いて広島、長崎両県の高校生が日ごろの平和への取り組みを発表。山口、防府など県内6市町の首長が平和活動への思いや現状を語る「県版平和市長会議」もあった。

 コープやまぐちなど5団体でつくる実行委員会の主催。小郡小5年蜂谷加奈子さん(10)=山口市小郡下郷=は「戦争の悲惨さが伝わった。核兵器と戦争はなくなってほしい」と話していた。(藤田龍治)

(2012年8月29日朝刊掲載)

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