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貧困「国連の議論伝えたい」 少年少女大使 呉の高橋さん

 日本青年会議所(JC)が派遣する少年少女国連大使の一人に呉市の呉中央中1年高橋愛実さん(12)が選ばれた。31日~8月5日に米ニューヨークの国連本部などを訪ねて平和や貧困などの問題について研修を受ける。

 大使は国内の小学5年~中学2年の計30人が務める。呉市から参加するのは初めて。

 平和や環境問題について学び、現地の同世代と交流を深める。帰国後は市内の小中学校などで体験を伝える。

 高橋さんは昨年度の大使を務めた友人から体験を聞いたのがきっかけで、特に貧困問題について考えるようになったという。「世界から貧困をなくすために」をテーマにした作文とプレゼンテーション動画を添えて応募し、選ばれた。

 高橋さんは今月14日、市役所で小村和年市長と面会。「国連職員の話を直接聞き、議論して学んだことを多くの人に伝えたい」と意欲を語った。小村市長は「世界にはさまざまな問題がある。若い時から知っておくのは、いい経験になる」と激励した。

 大使は国際交流の担い手を育てるため、日本JCが2011年度から実施している。(見田崇志)

(2017年7月16日朝刊掲載)

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