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高校生平和大使 活動20年たどる 広島市南区で写真展

 主に国連に派遣され核兵器廃絶や平和な世界の実現を訴える高校生平和大使の活動が20年目になるのを記念し、写真展が広島市南区金屋町のワークピア広島で開かれている。広島、長崎両市を拠点とする派遣委員会の主催で22日まで。無料。

 A3判や一回り大きいサイズの計66点を展示する。スイス・ジュネーブの国連欧州本部で原爆ドーム(中区)の写真を使って核兵器の悲惨さを訴える様子や、スイスの高校生たちとの交流を紹介。平和記念公園(同)での署名など国内での活動ぶりも伝える。

 展示会は午前10時~午後5時で、22日は午後4時まで。訪れた佐伯区の団体職員堂垣内あづささん(49)は「署名集めなど草の根の活動をしていたのを初めて知った」と話した。

 同大使の派遣は1998年に長崎市を拠点に始まった。昨年選ばれた19代までで、広島県内の15人を含む約180人を派遣。ことしの20代は県内の3人を含む22人で8月に渡欧する。(伊藤友一)

(2017年7月20日朝刊掲載)

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