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島根知事は署名方針 ヒバクシャ署名「要請あれば」

 核兵器を禁止する条約締結を全ての国に求める「ヒバクシャ国際署名」について、島根県の溝口善兵衛知事は20日の会見で「要請があれば署名するつもりだ」との考えを示した。

 溝口知事は、国連の交渉会議で7日に採択された核兵器禁止条約に日本が不参加だったことに触れ、「政府の考え方は現実的だと思う」と指摘。一方で「一市民として核兵器がない世界がいいというのが私の見解。(国際署名の趣旨は)問題ない」との認識を示した。署名の要請は「まだ受けていない」とした。

 国際署名には、中国地方では広島県の湯崎英彦知事と鳥取県の平井伸治知事が署名。山口県の村岡嗣政知事は、署名しない考えを明らかにしている。(秋吉正哉)

(2017年7月21日朝刊掲載)

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