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反核の火 972人つないだ 県内巡り平和公園にゴール

 核廃絶や戦争反対を訴えて県内全23市町を巡る「反核平和の火リレー」の最終走者が21日、広島市中区の平和記念公園にゴールした。平和運動などに取り組む8団体でつくる県青年女性平和友好祭実行委員会が主催。972人が691区間783.9キロをつないだ。

 午後6時、新田康博委員長(28)を先頭に計10人の最終走者が原爆慰霊碑前に到着。実行委メンバーや観光客たち約50人が拍手で出迎え、全員で慰霊碑に黙とうをした。新田委員長はリレー中に国連で制定された核兵器禁止条約に触れ「核廃絶に向けて大きな一歩だがまだまだスタートライン。これからも活動を続ける」と話した。

 リレーは36回目。6月28日に同公園内にある「平和の灯(ともしび)」からトーチに採火し、出発した。(伊藤友一)

(2017年7月22日朝刊掲載)

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