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墜落「操作ミス」 岩国のハリアー 米事故報告概要

 中国四国防衛局は21日、昨年9月に米海兵隊岩国基地(岩国市)配備のAV8Bハリアー攻撃機1機が沖縄県沖で墜落した事故について、「パイロットの操作ミスが原因」とする米側の事故報告書の概要を山口県と岩国市に伝えた。

 防衛局職員が県岩国基地対策室と市基地政策課を訪問。「機体の性能に問題はなかった」「パイロットはきりもみ状態に入った後、機体コントロールを回復できなかった」などとする事故原因の概要を文書で説明。これを受け、県と市は、パイロットの安全教育徹底などの再発防止策を米側に求めるよう要請した。

 一方、昨年12月に岩国基地所属のFA18ホーネット戦闘攻撃機1機が高知市沖に墜落し、パイロット1人が死亡した事故に関する報告はなかった。県と市は米側の早期の情報提供などを国に求めた。(和多正憲)

(2017年7月22日朝刊掲載)

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