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広島大会 来月4日から 原水禁世界大会 政府の核政策討議

 原水禁国民会議などの原水爆禁止世界大会の実行委員会は21日、東京都内で記者会見し今夏の大会概要を発表した。福島市で29日に開幕。8月4~6日は広島、7~9日は長崎で開き、核廃絶に向けた道筋を探る。

 福島大会では、福島第1原発事故後の現状と課題を話し合う。広島大会では、日本が核兵器禁止条約を支持していない現状を踏まえ、政府に核政策の転換を迫る方策を討議する。韓国やメキシコに住む被爆者たち海外ゲストも参加する。長崎大会では最終日にアピールを採択する。

 原水禁の藤本泰成事務局長は会見で「日本は被爆国でありながら、米国の『核の傘』の中で原発政策を進めている。政策の根本的な見直しに向けた運動が求められる」と話した。(田中美千子)

(2017年7月22日朝刊掲載)

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