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ヒバクシャ国際署名 山口県内で100万筆目標 被団協など

 核兵器を禁止し、廃絶する条約の締結を全ての国に求める「ヒバクシャ国際署名」について、県被団協など8団体でつくる県推進連絡会は23日、山口市で集会を開き、2020年までに県内で100万筆を集める目標を確認した。

 国際署名は昨年4月、日本被団協が提唱しスタート。「人類は生物・化学兵器の使用や開発を条約で禁じた。核兵器を禁じるのにためらいが必要か」などとする。この日、呼び掛け人の一人で同被団協の田中熙巳代表委員(85)が講演し、「祈るだけで核廃絶は実現しない。行動してほしい。署名はその一歩だ」と話した。

 国際署名は都道府県知事ら自治体トップにも署名を求める。中国地方では、広島、鳥取両県知事が署名し、島根県知事も「要請があれば署名する」との立場。一方、山口県の村岡嗣政知事は署名しない考えを示している。(折口慎一郎)

(2017年7月24日朝刊掲載)

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