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沖縄戦語り継ぐ 広経大のゼミが講演会 原爆資料館

 沖縄戦跡を歩いて巡り、命の尊さを考える活動を続ける広島経済大(広島市安佐南区)の岡本貞雄教授(宗教学)のゼミが8日、沖縄戦の体験継承に取り組む地元の大学生の講演会を原爆資料館東館(中区)で開く。

 講演するのは沖縄国際大(沖縄県宜野湾市)の平和学習支援サークル「スマイライフ」の5人。2006年度から修学旅行生への戦跡ガイドや平和学習を軸にした若者の交流などを実施している。昨年度は那覇市観光協会と提携して修学旅行の新たな体験プログラムを考案した。

 3年の渡真利健人代表(20)=那覇市=は「体験の継承は被爆地広島と共通する課題。自分たちも今後の活動のヒントを得たい」と話す。

 講演会は午後4時15分から1時間。広島経済大の集中講義「広島を学ぶ」(7~9日)の一環。集中講義では被爆遺構などを巡るプログラムがある。講演会、集中講義とも誰でも参加できる。どちらも事前申し込みが必要。無料。岡本研究室Tel082(871)1476。(藤村潤平)

(2012年9月4日朝刊掲載)

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