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関係者に提案聞き取り 広島市の「ピースツーリズム」会合 平和ルートに生かす

 平和をテーマにした観光周遊「ピースツーリズム」の推進に向けて広島市は31日、被爆者や平和、観光関連の各団体の代表者たちでつくる懇談会の第2回会合を開いた。8~10月に関係者40人程度に事業の課題や提案を聞き取り調査すると決めた。平和関連の施設を巡るルート設定や見せ方に生かす。

 調査は平和・原爆関係の団体や行政機関、有識者、観光関係・旅行会社などの代表者や担当者が対象。各分野で質問内容も変える。例えば、ゲストハウスの経営者には外国人旅行者が広島で得たいものは何かなどを聞く。委員からは「若い世代の意見も集めては」と提案があり、市は対象に加えることにした。

 会合には全9委員が出席。この日はほかに事業の方向性を巡る議論で、ルートに広島東洋カープの関連を取り込むよう求める意見が出た。(渡辺裕明)

(2017年8月1日朝刊掲載)

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