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世界平和 祈りの灯 広島の「つどい」に70人

 原爆の日を前に、核兵器廃絶や世界の恒久平和を願う「ヒロシマ平和の灯(ともしび)のつどい」が31日、広島市中区の平和記念公園であった。市民や外国人観光客たち約70人が参加した。

 旧ソ連時代に核実験場があったカザフスタンから山陽女学園高等部(廿日市市)に留学しているディルナズ・エレウシゾワさん(14)が「平和の灯」から採火。容器に入れたろうそくに火を分け合った参加者は、平和を祈りながら原爆慰霊碑周辺を15分ほど練り歩いた。碑前で黙とう後、「原爆を許すまじ」など2曲を合唱した。

 市女性団体連絡会議と市の主催で、ことしで19回目。会議の山本紀子会長は平和な世界の実現へ「一人一人が行動し、活動に参加するのが大切」と話した。(伊藤友一)

(2017年8月1日朝刊掲載)

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