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平和訴え 駅で原爆展 岩国被害者の会

 広島と長崎の原爆被害を紹介する「ミニ原爆展」が1日、岩国市錦見のJR西岩国駅構内のふれあい交流館で始まった。市原爆被害者の会主催。5日まで。

 倒壊した家屋の下敷きになった母を残し逃げた経験や、水を求めて川に逃げる人々の様子などを描いた絵のほか、がれきが残る被爆直後の広島・長崎の様子を写した写真など、説明文の入った約20枚のポスターで原爆被害を伝えている=写真。

 会のメンバーから被爆体験を聞いた市内の小学生による感想文も並べた。同会の山田英子会長(82)=同市天尾=は「原爆の惨状や戦争の悲劇を知ってもらい、今ある平和の大切さを実感してほしい」と来場を呼び掛けている。午前9時~午後4時。最終日は午前中のみ。(馬上稔子)

(2017年8月2日朝刊掲載)

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