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呉で戦艦大和シンポ 来月9日 潜水調査から保存探る

 呉市が昨年5月に実施した戦艦大和の潜水調査を記念したシンポジウムが9月9日、同市のくれ絆ホールである。日本水中考古学調査会の井上たかひこ会長、東京大大学院の加藤陽子教授(近現代史)が基調講演し、大和について多角的に考える。無料。参加を募っている。

 東シナ海の海底で撮った映像を視聴した後、井上会長が、腐食が進む大和の保存方法について提言する。加藤教授は、大和が1945年4月に沈没するまでの歴史・社会的背景を考察する。大和ミュージアム(呉市)の戸高一成館長を交えてのパネル討論もある。

 同ミュージアムの杉山聖子学芸員は「幅広い世代に参加してほしい」と呼び掛けている。

 午後1時半~4時。一般財団法人自治総合センターと実行委員会の主催。往復はがきに住所、名前、年齢、電話番号を書いて8月14日(必着)までに郵送する。1枚につき2人まで。〒737―0029呉市宝町5の20、大和ミュージアム「シンポジウム」係。☎0823(25)3017。(今井裕希)

(2017年8月3日朝刊掲載)

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