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岩国の不安払拭要望 北朝鮮ミサイルの「仮想標的」説 山口知事「適切に対処を」

 広島市南区で1日にあった東アジアの核軍縮の道筋を議論する会合で、米国の専門家が北朝鮮の3月のミサイル実験では米海兵隊岩国基地(岩国市)を仮想の標的にしていたと分析したのを受け、山口県の村岡嗣政知事は3日、「国民、県民が不安に思っている。政府には不安の払拭(ふっしょく)に向け、適切に対処してほしい」などと述べた。

 基地周辺の住民の不安を取り除く具体策については、「外交努力などで非常事態を回避してほしい。情報分析をし、関係国とも連携しながら最善の対処をしてほしい」と求めた。

 会合は1、2日に開かれた「ひろしまラウンドテーブル」。米ミドルベリー国際大学院モントレー校・東アジア不拡散プログラムディレクターのジェフリー・ルイス氏が北朝鮮情勢を巡り発言した。(佐藤正明)

(2017年8月4日朝刊掲載)

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