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鎮魂の場 望む調べ20年 8組が思い表現 あす節目のコンサート 中区

 原爆の日の前日、世界遺産・原爆ドームを望む広島市中区の平和記念公園の元安川親水テラスで営まれる野外コンサートが、5日で20周年となる。若い世代に音楽を通じて平和の願いを伝える場として定着している。

 ことしは「ONE DREAM(ワン・ドリーム)」と題し、5日午前11時から午後9時まで。歌手の坂本美雨さんと女性聖歌隊CANTUS(カントゥス)、ジャズピアニストの河野康弘さん、ビオラ奏者の沖田孝司さんたち8組のアーティストが出演し、平和や鎮魂を思い思いに表現する。ダンスパフォーマンスやアートの展示もあり、無料で自由に鑑賞できる。

 1998年に河野さんが広島の音楽家仲間に呼び掛けて始めた野外コンサートが前身。主催団体やスタイルを変えながら続けられ、今の形になって3年目になる。主催のワン・ドリーム・プロジェクト事務局☎090(3632)8029。(桑島美帆)

(2017年8月4日朝刊掲載)

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