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愛宕山米軍住宅を見学 岩国 市長や市議ら50人参加

 米海兵隊岩国基地への空母艦載機移転計画に伴い、中国四国防衛局が岩国市愛宕山地区に整備した米軍家族住宅エリアの見学会が4日、現地であった。福田良彦市長や市議たち約50人が参加した。

 防衛局によると、住宅は全262戸で、戸建てと長屋タイプの計4種類がある。いずれも鉄筋2階建てで1戸当たり延べ約140~160平方メートル。この日は戸建てと長屋の各2棟が公開され、福田市長たちは1階に台所やリビング、2階に寝室や風呂場を備えた各戸を見て回った。

 エリア内には野球場やスーパー、消防署などもあり、7月末に完成。今後、米軍へ提供される。入居開始時期は未定。周辺住民には米軍関係者による事件事故を懸念する声もある。

 福田市長は見学後、「信頼関係を築くことが事件事故の抑止にもつながる」とし、交流事業などを検討するとした。(松本恭治)

(2017年8月5日朝刊掲載)

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